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太極拳in香港(1)

2月20日(木) 単独自主トレ

チェックポイント
香港九龍公園は広いし、達人がたくさんいる太極拳レベルの高い公園である。
中央の階段を上って右に折れる。回廊への入り口を入って進むと広場に出る。
ここの広場でたくさんの人が太極拳をしている。ここが第1チェックポイントだ。
その中にひとり達人がいる。1997年から私は3度見かけている。
少し場所がかわっていたりするが、だいたいこの広場付近でされている。
彼はまわりのグループに交じることなく、淡々とマイペースで鍛錬している。
あの完璧な彼独自の楊式には、誰もが恐れをなして弟子入りなどできないことだろう。
それほどまでに彼独特の完璧な世界なのだ。

広場を過ぎて進むと、篆刻が2枚かけられている小さな広場に出る。
私の師父はこの近くで毎日太極拳をしている。第2チェックポイントとしよう。

回廊を出て庭園に出る。海防道に向って進むとレンガの広場に出る。
ここにも太極拳のグループがてんこ盛りだ。
ここには太極拳ばかりでなく、太極扇や、エアロビクスの人たちもいる。
ここが第3チェックポイント。この中に第3の達人がいるのだ。
その人は5,6人のグループのリーダーで、その動きはまったり、ゆったり旋回しながら
大きく足を振り上げる楊式だ。
これまた、ここでしかお目にかかれない楊式なのだ・・・。


達人たちよ、いづこへ
今回も私は師父以外のこの2人の楊式を見学しようと、回廊に向った。
第1チェックポイント。
いつものように太極拳をしている人は多い。以前に比べて増えたようにも感じる。
だが、達人の姿が見当たらない。
「あれれ・・・?」
下手な人ばっかり増えて、達人はどっかに押しやられてしまったのか?

そして、師父のもとへ。第2チェックポイント。
「あれれ・・・?」
そこに師父の姿はなく、師父の練習ポイントには‘お経大軍団’が!
「なにー!?」
その数20人ほどの軍団で、大声でお経を唱えているではないか!?
「ここは、師父が50年温めてきた練習場だぞ!
お前らなんかあっち行け!シッ!シッ!
とばかりに集団の真ん中を突っ切る私。
「ここは師父と私の場所なのに(涙)」
それにしても師父はいったいどこ?いつも見かけていた裸のおじさんの姿もない。
お経軍団がいるので、これじゃ自主トレもできやしない。
私はあたりを探してみたが、師父はどこにもいない。
「うそー!?まさか・・・」
日本を発つ前に「83歳だからお墓参りになるかも♪(笑)」なんて冗談めかして言ったことが
本当になったりはしないだろうか、と私は後悔しきりだった。
「あんなこと冗談でも口にするべきじゃなかった・・・(涙)」
私はしばし呆然とその場で固まって、大音量のお経をぼんやり聞いていたのでした・・・。

・・・とても信じられない・・・。
とにかく、明日出直すことにしよう。明日なら、来てるかもしれないし。

とりあえず第3チェックポイントに行ってみよう。
そこには師父の友人もいるので何か情報が聞けるかもしれない。
ところが、そこには見たことのない新参者ばかりが太極拳をしていた。
「レベル落ちたな・・・」
結局、私が過去見てきた達人たちには、ひとりも出会えなかった。
彼ら達人はいったいどこへ消えてしまったのだろう・・・?


庭園で自主練習
私は大会の参加種目「42式競技套路」を練習することにした。
私と師父の場所は‘お経軍団’に占拠されているので、庭園の生垣の中で練習することにした。
でも、場所が変わってやりずらいのと、通りすがりの人の視線が気になって、うまく集中できない。
それに、お墓参りか?ということが頭から離れず、
私を、どよ〜ん・・・とした気持ちにさせていた。
もし、このまま一生会えないなんてことになったら・・・。
私が縁起でもないこと言っちまったからだ・・・。
練習を繰り返しながら、自責の念で頭がいっぱいになり、どんどん落ち込む私なのでした・・・。


明日に賭けるtuzi・・・。


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vol.25