単身 2003年 香港(三)

気功初体験 / 明日に備えて猛練習

2月21日(金)曇り

 太極拳in香港(2) アンダーバーをクリックしてご覧下さい
師父、今日は来てますように・・・。

気功教室へ
日本の旅行社に申し込んだら、『香港キャンペーン』とかで無料体験教室のサービスがついていた。
気功の他にも太極拳や、広東語、中国茶道もある。
それぞれ曜日と時間が決まっているし、場所もあちこちだ。行ける所だけ行ってみることにした。
今日は10時からBPインターナショナルホテルの一室で気功教室がある。

九龍公園からすぐなので、9時45分まで公園で練習してそのまま向った。
9階はカルチャー教室になっていて、廊下には日本人の女の人たちが5,6人既に待っていた。
ジャージ姿の私を見て「日本人ですか?」と聞いてきた。どこの人に見えたというんだ?
彼女たちは2、3人のグループで初めての香港旅行を楽しんでるようだ。
「夜景を見に行くんです♪」と言う彼女たちに、余計なお世話かもしれないが、
アベックてんこ盛りの‘プロムナード’をお奨めしておいた。

そうこうするうち先生到着。
アンディ・ゴクさんは30歳くらいの男性で、この日風邪をひいていた。
私は気功は初めてだが、太極拳の要領と共通する点が多い。
「手足が冷たくて眠れない時は、これをしてから寝ると温まります」と先生はいう。
「手が温かくなってきましたか?」と言って一人一人の手に自分の手を近づけてまわっている。
彼女たちは「ワー、ホントだ!あったかくなってきたぁ♪」と喜んでいる。
「(そんなへっぴり腰の気功でも効果が現われてんのかよ!あたしゃ冷たいままなんですけど!)」
体力的にきつくはないが、効果が現れない。

30分ほどパターンをかえて動いているうち、急に温かくなってきた。
温かくなると言うより、膨張感と言った方が合っているように思う。
それに、抱球に弾力も感じられる。「(へー、おもしろいもんだな)」
他の人たちは、中腰で立つことに馴れていないせいか、体力的に疲労してきたようだった。
それでも、気持ちよさを感じ、終わってからも復習したりして、なかなか帰ろうとしない。
熱心なのは何よりだが、せっかくのフリータイムなのに、こんなところで時間潰してしまって
もったいなくないんだろうか?と不思議に思う私だった。


帰りがけ見たおめでたい席での‘豚の丸焼き’結婚式でもあるのだろう。紅いリボンがカワイイ・・・


明日の練習
朝から動き通しだったので小腹がすいてきた。
喉も渇いてる。この時期の香港は毎日20℃前後、最高で26℃くらい。
湿度が高くて70%を超える。半袖まででもないが、動けばけっこう暑い。
スタンドのフレッシュジュースはマンゴーが主流で、種類もまだ少ない。
とりあえず、マンゴージュースを飲む。
「ふー、うまかねー」

明日が私の出番なので、今日はみっちり練習しよう。ていうか、練習しないと落ち着かないのだった。
また九龍公園に戻って、ストップウォッチぶら下げて繰り返した。
「明日のために来たんだもの・・・」

結局、休んでは動き、動いては休んでを繰り返し、夕方まで公園にいっぱなしだった・・・。
帰りがけ、明日の昼食のパンを調達して「抜かりはないぞよ」

 街の風景


明日は、いよいよ本番だー!








vol.88