北宋
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「歳朝図」 趙昌(ちょうしょう)
宮廷画家。牡丹、水仙などの花々を中央の岩を取り囲んで岩絵の具で描いている。
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「双喜図」 崔白
晩秋の山道の一瞬を捉えた山水画。
上を見上げるウサギ。そこにはけたたましく鳴くカササギ。
縄張りを邪魔されたことに抗議しているのだ。
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「臘梅山禽図」(ろうばいさんきんず) 徽宗
梅にとまっている2羽のむくどり。その重みで梅の枝がしなっている。
皇帝は言っている。
「対象とした全てを描くのではなく、余白によって見る側の想像力をかきたてるものだ」と。
徽宗の書は一流だが、絵画でも一流だった。真に芸術派の皇帝だったと言えよう。
歴代皇帝の中で、宝物に造詣が深かったのは清の乾隆帝と宋の徽宗だが、
自身もたしなんだという点で徽宗に敵わない・・・。
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遼
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「丹楓ゆう鹿図」
紅葉の森。元々は5枚の屏風だったが、現存しているのは「秋林群鹿図」とこの2枚のみ。
「丹楓ゆう鹿図」の方は、森で何か起こったのか鹿がみな同じ方向を向いている。
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南宋
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「杏花春鳥図」 林椿(りんちゅん)
「花藍図」 李嵩(りすう)
鳥の羽を細密に描いたり、花を濃厚な色彩で描いた(重彩)が多く見られる。
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明
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「秋諸水禽図」 呂紀
夜の雁の群れ、一羽の雁が危険を察知したのか月に向かって鳴いている。
その一瞬を捉えている。細密な観察による描写。
呂紀は‘山水花鳥画’といわれるほど、背景の自然と焦点の雁が一体をなしている。
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「秋鷹図」(しゅうようず) 林良
獲物を見つけて急降下する鷹、鷹に狙われた九官鳥の表情・・・。
その一瞬の緊張・・・。
呂紀とは対照的に自然の背景がない。それだけ対象がより際立っている。
しかも水墨一色で豪快に描いている。是非見たかった一枚。
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